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神戸ルミナリエ オリジナルサウンドCD
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神戸ルミナリエ2025

(C)KOBE Luminarie O.C.

神戸ルミナリエ2025

2025年作品テーマ:30年の光、永遠に輝く希望
阪神・淡路大震災から30年という時の流れの中で、
光とともに追悼の思いと明日への希望を届けてきた音楽の数々。
コロナ禍による中止を経て、5年ぶりとなる書き下ろし。
会場演出音楽4曲に加え、希少な過去の演出音楽を収録した全11曲をお届けします。

価格 ¥1,500(税込)
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収録曲目

 
1. Sanctus, Futurum  
2. Alma Redenptoris Mater  
3. Lacrima 〜涙〜  
4. Dona nobis pacem  
<過去曲から>  
5. Salve Regina  
6. 旅立ち Viatores  
7. 神から授かったかけがえのない命 Vita gloriosa donum Dei  
8. 前へ Procedite  
9. 悲しみを越えて Dolorem vincere  
10. 光の花束 Lux floris fascicul  
11. 喜びの光求めて Lucem felicitatis quaerere  

「神戸ルミナリエ2025」の音楽作曲にあたって

 1999年から神戸ルミナリエの会場音楽を毎年担当し、作曲を続けて迎えた2019年。私にとっては21年目となるその年を最後に、コロナ禍による中止という事態を迎えるとは、思ってもいませんでした。 とても無念であり、悔しくもありました。
 いつ再開できるかもわからず社会状況が変化する中で、もはや神戸ルミナリエの復活開催は無理なのではないかとすら思いました。このことは長期間続いたイベントの終わりというよりも、阪神・淡路大窟災という発生当時としては戦後最大である大災害の記憶を、受け継いでいく一つの大切な形が、私の中で終焉を迎えることでもあったのです。
 神戸市に住む人たちの半数以上が、阪神・淡路大震災を知らない人たちになって久しく、震災の記憶、犠牲となった方々や被災者の方々への思いを、どうやって継承していくのか。もはや窟災の記憶は不要なのだろうかと苦渋の思いで過ごしていました。
 そんな思いを抱く中、昨年の元日には能登半島地震が発生し、衝撃的な1年のスタートでした。そして開催時期をずらして1月に神戸ルミナリエが復活開催されたことは、とても大きな意味を持つと思っています。能登の被災地ではその後の豪雨災害も加わって、今日もなお悲しみと苦しみを背負いながら、生かされた命を懸命に生きていらっしゃいます。その姿はまさにあの当時の神戸の人たちそのものであり、東日本大震災や多くの災害でこれまで傷ついた被災地の姿と重なります。
 1995年の12月。被災地・神戸では街の灯りもまだまだ暗い中、神戸ルミナリエの光がどれほど被災者の皆さんの心を癒し、励ましてくれたことでしょう。そして私が音楽を担当するようになり、21年という時間のなかで追悼の思いと未来への希望を込めて作曲してきた約130曲の楽曲は、犠牲となった方々、被災者の方々、そして復興のために尽力されている方々に捧げたメッセージでもあったのです。
 あれから30年となる2025年。今回は新たに作曲する音楽が加わります。実に5年ぶりに新作を作曲しました。あの日を「忘れない」で記憶を繋いでいくこと、被災地の思いを、地域を越えて共有していく ことは、大災害が懸念されている今だからこそ益々大切になると思います。音楽にはその力があります。その役割の一部を担えたらと願っています。

作曲家 上田 益


上田 益 プロフィール

上田 益作曲家、サウンドプロデューサー。
1956年大阪生まれ。
レクイエム・プロジェクト実行委員会代表。
京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業。
廣瀬呈平氏に師事。京都音楽協会賞受賞。
1980年度文化庁芸術家国内研修員に選出され、東京において研鑽を積む。1982年、関西での本格的な活動を開始し、1994年秋に拠点を東京に移す。 これまでにクラシック音楽の作品のほか、広島アジア競技大会「開会式」「閉会式」のパフォーマンス音楽、長野 オリンピック・公式楽曲「WINTERFLAME」などイベント音楽や、NHKテレビの番組用音楽をはじめ、「1リットルの涙」「黒革の手帖」などのテレピドラマ、アニメなど様々なジャンルにおける創作活動を行なっている。 1999年から神戸ルミナリエ会場演出用の音楽を担当。2005年からは阪神・淡路大要災の犠牲者のための「追悼コンサートいのりのとき」を神戸市内で毎年開催。2008年より担災から15年となる2010年1月17日に向けた「レクイエム・プロジェクト」を神戸で実施し、「レクイエム~あの日を、あなたを忘れない~」(全音楽譜出版社)を作曲。その活動はこれまで全国10箇所に広がり、現在も仙台、東京、神戸、広島、長崎の5箇所で継続して行っている。 合唱曲も数多く、ラテン語や日本語のテキストによる作品が、全音楽譜出版社とカワイ出版から現在25冊の楽譜として刊行されている。 2014年10月には、モーツァルトとも所縁が深く、約850年の歴史があるウィーンの聖シュテファン大聖堂において、自身のレクイエムを日本の各被災地から参加したソリストや合唱団、現地のプロ・オーケストラとともに大聖堂主催公式コンサートに於いて演奏。大聖堂史上初めての日本人作曲家のレクイエム演奏として大成功を収める。東日本大震災から5年となる2016年には、バチカンからの特別な許可を得て、サン・ピエトロ大聖堂でのミサ、システィーナ礼拝堂、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂、フィレンツェの歴史的教会で各被災地からの合唱団有志と共に「復興祈念、平和への祈り」と題した演奏を行い、好評を博す。その際アッシジで初演した「ミサ・ブレヴィス~平安への祈り~」(全音楽譜出版社)は、パチカンにおいてローマ法王へ献呈する栄誉を与えられた。 2019年10月には「レクイエム・プロジェクトinポーランド~平和への祈り~」を実施し、シフィドニツァ、クラコフ、ワルシャワの3都市、計5か所の会場で演奏を行い、各地で好評を博す。


Voice Spectiveプロフィール

関西で活動するプロフェッショナル声楽アンサンブル。
2011年結成。
2016年度フェニックス・エヴォリューション・シリーズ選出。
ルネッサンス、パロックからクラシック全般、そしてゲーム・アニメ系音楽の合唱などでも活躍。

ソプラノ:北爪 かおり
アルト :八川 浩子
テノール:異木 喜規
バス  :林 康宏


Voice Spective
Voice Spective


長岡京室内アンサンブル プロフィール

 「地域ごとに独自の音色を持つオーケストラがあるヨーロッパのように、長岡京独自の音色、思想を持った演奏団体を育てたい」という理念の下、1970年代より欧米を中心に教育・演奏両面で国際的に活躍してきたヴァイオリニスト森悠子を音楽監督として、国内外の各地から優秀な若手演奏家が集まり、1997年3月結成された。指揮に頼らず互いの音を聴く「耳」を究極にとぎすませた独自のスタイルを特長に、緻密で洗練された技術と凝集力の高さ、独自の様式感覚をもった高度な表現法と音楽性の高さは、日本でも希有な存在と高く評価される。 2000年「第20回音楽クリティック・クラブ賞」、01年「エクソンモービル音楽賞・奨励賞」、03年「ABC音楽賞本賞」と「藤堂顕一郎音楽褒営基金」、2004年長岡京市「文化功労営」を受営。09年、10年、15年は東京公演を開催。11年には「東京・春・音楽祭」にも出演した。 現在までに9枚のCDをリリース。高度な最新録音技術を駆使し、レベルの高い演奏は音楽評論家や音楽専門誌・新聞などでも高く評価されている。

1stヴァイオリン :森悠子、松川暉、藤戸愛、亀田宗典
2ndヴァイオリン:谷本華子、脇坂亮平、西村泳子
ヴィオラ    :高野ちか子、田中佑子
チェロ     :神田真秀、大槻未弦
コントラバス  :下元美香

長岡京室内アンサンブル
長岡京室内アンサンブル


フルート - 大江浩史 プロフィール

大江浩史フルート/明石市出身。京都市立芸術大学およびドイツ国立マンハイム音楽大学卒業。ドイツ国家演奏家資格試験に最高点で合格。平成8年度〈坂井時忠音楽営〉受営。現在、大阪音楽大学、相愛音楽大学講師。伊丹シティフィル、明石フィル、アンサンブル・ジョワン各トレーナー。

 



オーボエ - 中江暁子 プロフィール

中江暁子オーボエ/京都市立芸術大学音楽学部卒業、桐朋オーケストラ・アカデミー研修課程修了、桐朋学園大学研究科修了。オーボ工を伊賀上文子、岩崎勇、渡邊潤也、蠣崎耕三の各氏に師事。「アンサンブル東風」のメンバー。「ドルチェ・ミュージック・アカデミー大阪」の講師。天理楽器「京都店・京田辺店」の講師。



神戸いのりのとき合唱団 プロフィール

 作曲家・上田 益が震災から15年となる2010年に向け、2008年から活動を開始した「レクイエム・プロジェクト」の趣旨に賛同した阪神淡路大震災の被災者を中心として発足した合唱団である。自然災害や戦争など、惨禍の犠牲となった方々の追悼と、大切ないのちへの思いをテーマに、プロジェクトで生まれた合唱作品を通して伝える活動を行なっている。コロナ禍を乗り越え、現在活動17年目となる。神戸ルミナリエの音楽には2009年から毎年参加してきたが、今回はコロナ禍による中断を経て5年ぶりとなる。合唱団では随時団員を募集している。また今回も東京で同じ活動を行う合唱団有志が参加している。
【公式サイト】https://www.requiem-project.com

指導者/
神戸:北爪かおり、八川浩子、員木喜規
東京:本宮廉子、横町あゆみ、鏡貴之、大塚雅仁

ピアニスト/
神戸:林葉子、陶山翠子
東京:倉片明、箭野純子

レクイエム・プロジェクト 神戸いのりのとき合唱団/

ソプラノ:

木戸登紀子、広井かほる、熊谷厚子、高田裕子、藤岡敏子、近藤朋子
三條エリ子、宍倉正子、平見安佐子、武貞育子、白腰悦子、山崎妙子、岸田敬子、
中村せい子、今井厚子、西村尚子、原田曜子、谷口貴久枝

アルト :

青山真理子、亀井純子、和田神奈子、浅野美佐子、高田万里、宮田瑞江、森昌子、
村上純子、三宅のぶこ、伊藤芳恵、島田幸子、中津智子、吉川景子、山本玲子、
尾谷アイコ、吉田有美子

テノール:

青山佳弘、藤井一郎、野呂治

バス  :

牧田憲一、岡本精二、森下泰司


レクイエム・プロジェクト 東京いのりのとき合唱団有志
ソプラノ:石井由美子、川崎洋子、佐久間直子、高田葉
アルト :池田美悪子、木村美佐子、米田陽子
テノール:辻直浩
バス  :伊藤俊介

神戸いのりのとき合唱団


「レクイエム・プロジェクト」とは…

 自然災害や戦災などの犠牲となった方々の追悼と、今を生きる私たちが「大切ないのち」を見つめ、未来への希望を奏でることを趣旨とした、市民参加型の合唱プロジェクト。合唱を通して被災地、人、地域がつながるプロジェクトでもある。作曲家・上田益が主宰し、2008年に神戸で始まった。現在は神戸のほか、東京、広島、長崎、仙台の5箇所で継続した活動を続けているほか、これまで南相馬、北いわて、気仙沼、沖縄、兵庫県佐用町でも活動を行なった。
2025年2月に活動18年目に入る。
【公式サイト】https://www.requiem-project.com/

「レクイエム・プロジェクト」


御影北小学校 合唱部

2020年に合唱部発足。それから2年目となる2022年、第75回全日本合唱コンクール(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の小学校部門で兵庫県代表、そして全国大会で金賞を受賞。その後も2024年にはNHK全国学校音楽コンクールならびに全日本合唱コンクール兵庫県大会で金賞を受賞するなど、躍進が続いている。

御影北小学校合唱部メンバー
松田凛音、宮垣楓馬、林優奈、照屋颯咲、江上桜生、芝本悠之介、北村咲七、窪田玲奈、
福田小百合、宮原杏莉、四ケ田幸介、岡本優里、久保帆波、吉水理桜、栗本千歳、古田鈴佳、
櫻田貝子、坪内佳凛、三木優奈、岡杏奈、内藤杏菜、佐野芳帆、谷口めい、伊藤花






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「神戸ルミナリエ2025」スタッフ一覧
Music:Susumu Ueda
Lyrics:Susumu Ueda
Recorded at XEBEC HALL
Mixdown at TOHO GAKUEN Shibuya Ast.
Director & Recording Engineer:Teiji Wakita
Assistant Director:Naoto Fujita(XEBEC)
Assistant Engineer:Hiroki Santo(XEBEC)、Misaki Ouchi(XEBEC)
Photo:Maico Hara
Jacket Design:Tadashi Wada
Management:Munehiro Kawaguchi(XEBEC)、Chiyuki Sugahara(XEBEC)
制作:株式会社ジーベック
協力:神戸ルミナリエ組織委員会



Event イベント
System システム
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